ライフ伊豆ビューチフル

朝目覚めると、頭にちんこが生えていました。
それはもう立派にそそり立っておりました(朝だからね)。

本来の僕のものより立派なそれは、
しぼむことを知らずに、それはそれは大変な自己主張振りを発揮しておりました。

通勤途中、会社内でも僕のちんこにみんなが釘付けでした。
若干、ガマン汁出ました。

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次の日は、さすがに恥ずかしいので
キャップを被っていきました。

僕のミスでした。
キャップの生地が、ちんこには刺激が強すぎました。

それは、通勤電車でのことでした。
満員電車で動くことが許されない僕でしたが、
今日に限って回りには、きれいな女性しかおりません。
押されてはあたり(胸が)、当たっては押されて(胸が)を繰り返しておると、
僕の息子のあれが、疼きだすんです。

「おさまれ!おさまれ!!」と、必死に念じましたが
一度動き出したちんこは、キャップの生地に触れて更なる膨張を続けます。

ついには、ちんこがキャップを押し上げてしまいました。
右隣の背の高い女性は、身の高さにあるちんこに欲情を隠せない顔を
しておりましたが、残念ながら終点についてしまいました。

残念!

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さすがに2日連続ちんこを頭に生やしている奴が目撃されれば、
ある程度、知名度も上がってきます。

「写メールご一緒できますか?」と言ってくる女子高生や、
「握手してください」なんていう女子大生まで出てくる始末です。

そして見る見る知名度が上がっていった私は、
バラエティ番組に出演。
お茶の間を大爆笑に包みました。

そして、ベストジーニストも受賞。
今や、日本で僕を知らない人はおりません。

で、やっぱり呼ばれる和義アワーでございます。
あれが失敗でございました。

日暮里に豪邸を建てた私ですので、
おしゃれぶって、その日はサングラスにニットキャップという、
なんていうか、いわゆる芸能人ファッションに身を包み、
スタジオアルタにやってきました。





タモサン「髪きった?」
ワタクシ「いや、頭が頭でしょ?なかなか切れないんですよねー?」
タモサン「いやぁ、切れる髪があるだけいいでしょ」
一同   失笑
タモサン「どんぐらい伸びたの?つうか、やっぱりあれ?ちぢれてんの?」
ワタクシ「いやいやいやいや、これは後から生えてきたんで。髪は元のままですよ。」
タモサン「はぁー、後から生えてきたんだぁ。え?突然?」
ワタクシ「はい。突然。朝起きたら『ぶらん』って」
タモサン「『ぶらん』ってって。そんなでかいの?」
ワタクシ「そうなんですよ。日々成長してますよ。前はほんとにてっぺんに『にゅ』
     って感じだったのに、最近では頭の一部になってますもん」
タモサン「へぁー、じゃ、そろそろお友達を…」
一同  「ええーー。」(見せてー)
ワタクシ「はは、ありがとうございます..」

と、そこで、頭を下げて、キャップを取った刹那−−−−





ガダン、ドサという騒音や、「イヤー!!!」「も、もげるー」「イカが、、イカガァァ」と言った悲鳴が。。。
頭を上げてみれば、そこはもう地獄絵図。
会場にいる客、スタッフ、タモサンまでもが苦しんでいるではありませんか。
つうか、タモサンづらが。。。

いやそんなこんなで、ガスマスクをつけた変な人たちに
両腕を掴まれて、退場することになったのです。

その後、1週間、タモサンは休暇を取ることになりました。
私はと言うと、鉄格子のある病院で手術を受けました。

切り取られたんです。
まぁ頭のだけですけどね。

で、僕の頭にある2つの袋っていうのは、そういう事情があるんですよ。